建物を空調し、室内を一定温度に保つ為に必要なエネルギー(熱量)はグラフ(暖房時の例)のように一日の間でも変動します。運転開始時は室内全体が冷え切っているため大量の熱量を必要としますが、一旦設定温度に達した後は、窓や壁からの熱の放出を補う分の熱量が必要となります。熱源はこの必要熱量を感知して運転しています。 | |
熱源は負荷側空調機が要求している熱量を供給していますが、ポンプは熱源が運転している間中最大出力で運転しています。本来は負荷に連動して流量を制御してもまったく同じ暖房効果が得られます。 | |
電力の消費量は流量の制御率の三乗に比例して減少します。グラフのように流量を1/2にすると電力は1/8の12.5%に、流量を1/4にすると電力は1/64の1.5%になります。また、電力を50%にするためには流量を79%に、また電力を30%にするためには流量を67%まで削減すれば達成できます。 | |
負荷の変動に適した流量にすることによって、電力は図のように削減されます。全体の流量が削減された削減率の3乗に比例した電力が削減されます。
この結果、削減する電力消費分を原資として、省エネを行うことができます。
※ この負荷に追従する技術は弊社オリジナルで特許出願中です。 特許取得済み 第 4699285 号 |
|
1 . 今までにない高い削減率
従来定量運転していた冷温水ポンプ、冷却水ポンプをインバーターで流量制御し、負荷に応じて運転させることにより、ムダに消費されていた電力を大幅に削減します。設備の種類、使用状況により削減率は異なりますが、およそ 50~90%の電力を削減することができます。
この負荷連動流量制御型削減方法は、当社のオリジナル開発によるものです。※削減率は施設によって異なります。
特許取得済み 第 4699285 号
2 . 明確な導入効果
現在様々な省エネシステムがありますが、その効果が良くわからないものが多く、システムの費用対効果が不明確なものが多く、経営者、設備管理者がシステムの導入に二の足を踏むケースが良く見られます。
しかし、当システムでは日常の設備の運転状況、電気の使用状況を常に監視し、それらのデータを蓄積しますので、1日、1ヶ月、1年のコストダウンの実績が集計され、システムの導入効果をはっきりと確認することができます。
3 . 遠方監視・リモートメンテナンス
万が一システムに障害が出た場合、弊社サポートセンター及びメンテナンス担当者の携帯電話に緊急メールが送信されます。またインターネットを介し、いつでもシステムの運転制御ができますので、遠方からでも速やかにメンテナンス対応することができます。
・インバータ ・商用運転電磁接触器 ・モニタパネル ・各種センサー ・PLC ・データ通信コントローラー |
※設置場所の状況で盤の形が異なる場合があります。 |
通常監視画面(1次系統) |
通常監視画面(2次系統) |
データ検証画面 |
※システムにより画面設計は変わります。 |
グレーの棒グラフ:導入前の消費電力 オレンジの棒グラフ:導入後の消費電力 |