弊社は2020年8月からSDGs委員会を設置し、SDGsの目標達成に貢献すべく活動を進めております。17の目標の中で、特に7.エネルギー、13.気候変動対策を中心的課題とし、脱炭素(CO2排出量の削減)活動に取り組んでいます。
以下に、最新のSDGs活動について報告します。
1.2022年度CO2削減実績
2022年度(2022年4月~2023年3月)はSDGs委員会活動開始前の2019年度と比較し全社のCO2排出量を22%削減しました。
下図は年間の要素別CO2 排出量グラフです。
(1)CO2削減のための継続的な取り組み(2021年度に引き続き)
- 自家消費型太陽光発電設備で発電された電力の使用
- CO2ゼロ電力の購入(一部)
- CO2排出量の見える化、朝礼での発表による社員の意識向上
などの活動を行っております。
(2)2022年度の新たな取り組み
➀電動工具のバッテリー化
AC電源を使用していた電動工具をバッテリー化する取り組みを行いました。バッテリーを会社事務所のCO2ゼロ電力で充電することにより、作業現場での電力消費による排出CO2を無くし、環境にやさしい運用が可能となりました。
➁石油ストーブから電気ストーブへの切り替え
毎年、石油ストーブの使用により約3tのCO2が発生しておりましたが、電気ストーブに替え、CO2電力で使用することにより、灯油の燃焼から出ていたCO2を削減することが出来ました。
また、費用の面でも1台につき約1万円/年のエネルギーコストの削減が見込まれます。(弊社試算による推定)
2.脱炭素(CO2排出量削減)以外の活動
(1)紙資源の回収
産廃業者様とも打合せを行い、廃棄物の紙がどのように処分されるのかをお聞きし、少しでも紙が資源として再活用される様な廃棄方法を検討しました。
雑紙、冊子及び印刷ミスや使われなくなった用紙などの分別回収を推進し、森林資源の保護に寄与しています。
(2)水害対策チラシの制作と配布
昨年8月に自ら被災した経験を元に、電気・設備工事業者としての観点から、水害への備えや水害復旧時の注意事項を分かりやすくまとめたチラシを制作し、地域の方々に配布しました。災害への備えの重要性を広く啓発し、安心して暮らせる地域づくりを支援します。
(3)地元中学校での課外授業
7月3日、本社の近くにある新潟県村上市立荒川中学校でお時間をいただき「わが社のSDGsの活動」について、約60名の中学3年生を前に講演をさせていただきました。
荒川中学校はSDGsの活動で有名で2021年には第1回新潟SDGsアワード大賞(第1位)を受賞している学校です。
自社の排出CO2を減らす社内向けの活動に加え、お客様の省エネや再エネ導入を行い脱炭素化を進める「エネルギーサービス」の提供についても説明させていただきました。
中学生には少し難いところもあったかと思いますが、昨年の水害の被災地域であることもあり、気候変動にも関心があったようで熱心に聞いていただきました。
詳しくはこちら→http://www.hei.co.jp/news/335/
(4)地域清掃活動
弊社では地域貢献活動として年3回地域清掃を行っています。この活動は15年以上前から続けています。
本社、支店、営業所の各拠点でゴミを拾うエリアを選定し実施します。就業時間中ですので仕事のスケジュール調整を行い、協力しながらゴミを拾っています。
ゴミ拾いは誰でも気軽にできる社会貢献活動です。これからも引き続き美化活動に取り組み、地域の皆様が住みやすい環境づくりに貢献できればと思います。
3.今後の取組予定
長谷川電気工業所は、今後もさらなるSDGsへの取り組みを計画していきます。実績データの通り、電気によるCO2 はほとんどなくなりましたが、 ガソリン消費に伴う CO2が多く残っており、この解決が今後の大きな課題であります。また、工事現場での脱炭素化に向けての活動も進めていく方針です。
更に、脱炭素以外の目標設定も行い、活動範囲を徐々に広げていきたいと考えています。