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2024.08.03お知らせ
2023年度 SDGs委員会活動およびCO2削減実績報告

弊社は2020年8月からSDGs委員会を設置し、SDGsの目標達成に貢献すべく活動を進めております。17の目標の中で、特に7.エネルギー、13.気候変動対策を中心的課題とし、脱炭素(CO2排出量の削減)活動に取り組んでおります。
以下に、最新のSDGs活動について報告いたします。

 

1. 脱炭素活動

(1)自社のCO2排出量の削減

2023年度CO2削減実績
2023年度(2023年4月~2024年3月)は2022年度と比較し全社のCO2排出量を19.6%削減しました。

 

継続的な取り組みとして、
• CO2ゼロ電力の購入

2021年4月より、新潟エリア内の利用電力会社を再生可能エネルギー100%のアスエネ電気に切り替えました。しかし、2022年11月にアスエネ電気が電力供給事業から撤退したため、しばらくの間、東北電力の一般的な従量電灯プラン(CO2排出のあるプラン)を利用しました。2023年11月から東北電力の「ecoでんきプレミアム」というCO2フリーの電力に切り替え、CO2ゼロ電力を利用しております。

 

• 電動工具のバッテリー化

2022年度より、AC電源を使用していた電動工具をバッテリー化する取り組みを行いました。バッテリーを会社事務所のCO2ゼロ電力で充電することにより、作業現場での電力消費による排出CO2を無くし、環境にやさしい運用が可能となりました。

 

• 電気ストーブの利用

2022年度に、石油ストーブから電気ストーブに切り替えました。毎年、石油ストーブの使用により、約3tのCO2が発生しておりましたが、電気ストーブを利用してからは、灯油の燃焼から出ていたCO2を削減することができました。

 

また、
• 自家消費型太陽光発電設備で発電された電力の使用
• 営業車・作業者のアイドリングストップ、現場までの相乗り等の励行
• CO2排出量の見える化、朝礼での発表による社員の意識向上

などの活動を行っております。

 

(2)お客様のCO2排出量の削減

・自社開発の省エネシステム「エコ・ビジョン」による空調の消費電力削減
・太陽光発電設備による再生可能エネルギーの活用
・LED化の推進による消費電力削減
・空調機更新によるエネルギーの効率化
・水中ポンプのインバータ制御による省電力化

 

2.脱炭素(CO2排出量削減)以外のSDGs活動

(1)継続的な活動

➀社内での活動

• ICT・ペーパーレス化推進

WEBミーティングの推進、デュアルモニター使用による印刷物削減、紙資源の回収

 

• 社内SDGs研修

2024年7月6日、SDGs研修を実施いたしました。自社でのSDGs取組に関する情報共有や、タナベコンサルティング様をお呼びして国内企業のSDGs取り組み状況に関する座学、グループワーク(自社が新たに取り組むべきSDGsのアクション・目標KPIの作成)を行いました。

 

• その他社内への浸透のための活動

SDGsポスターの掲示、社内でのSDGs勉強会実施、SDGs標語コンテスト など

 

➁外部への発信

• 水害対策チラシの制作と配布
• 地域清掃活動
などを行いました。

 

 

(2)2023年度の新たな取り組み

• 地元中学校の職場体験受け入れ

2023年9月に、村上市立荒川中学校から3名の生徒さんが職場体験学習に来られました。弊社の仕事内容や、地域との関わりの説明、及びCAD操作・電気回路作成の体験や現場見学をしていただきました。中学生の皆さんからは「職業観を学ぶことが出来た」「⻑⾕川電気工業所に私たちの⽣活が助けられている」など、感想をいただきました。

 

• ペットボトルキャップ回収

2023年11月より、リサイクルによるCO2削減と売却益をワクチン支援として寄付することを目的に、キャップの回収を始めました。基本的には社員が会社で飲んだペットボトル飲料のキャップを集めておりますが、中には家庭で出たキャップを溜めて持ってきてくれた社員もおります。
2024年5月に集計をしたところ、16.5kg集まりました。このことで約52kgのCO2削減になりました。また、これはポリオワクチン4人分に引き換えられ、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」を通して、開発途上国の子どもたちのもとへ寄付されました。

世界の子供にワクチンを 日本委員会

https://www.jcv-jp.org/

• 事務用品の在庫管理と見える化

各拠点の事務用品の在庫情報を全社で共有し、また、各社員の引き出しの中にある新品だが、使う予定の無い文房具などを集め、在庫管理に加えることで、資源の有効活用、コスト削減につなげる活動を始めました。

 

• 福祉施設へのケーブルの寄付

福祉施設の就労継続支援の一環として、社会福祉法人村上岩船福祉会浦田の里様に、現場から引き上げた廃棄予定のケーブルを寄付することにいたしました。年間80kgのケーブルを寄付予定です。施設はケーブルから銅線を取り分けて販売することで収益を得ることができ、販売された銅線はリサイクルされます。


3.今後の取組予定

2024年度はCO2を2023年度比20%(15t)削減することを目標としております。
社用車のアイドリングストップ、現場までの相乗り等の継続によってガソリンからのCO2排出量を3%、石油ストーブから電気ストーブへの完全切替によって灯油からのCO2排出量ゼロを目指しております。
また、2023年度の前半(7か月間)では、全拠点でCO2排出ありの電力を利用していましたが、後半からは新潟エリアの拠点全てをCO2ゼロ電力にしました。そのことも踏まえ、CO2排出量は昨年度比20%の削減を目標としました。

脱炭素以外のSDGs活動に関しましても、引き続き継続しつつ、新たなものも検討してまいります。

 

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